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熟睡できる睡眠環境とは

画像出典:ぱくたそ

人生の3分の1の時間を占める睡眠時間。しっかり休んで日々の疲れを癒したいですよね。

枕や布団、マットレスにこだわる人はいますが、建築的な睡眠環境まで考えが及んでいるいるでしょうか。

今回は睡眠環境についてお話ししていきましょう。

明るさ:寝る前は薄暗く

寝るための準備はベッドに入る前から始まっております。
まずは眠気を誘うためにベッドに入る少し前から部屋を部分照明に切り替えて寝る前の時間を過ごしてください。
昼のように明るいと頭が目覚めてしまい、寝つきが悪くなります。

オススメは直接光源が目に入らないように、間接照明や手元だけ照らす部分照明とすることです。

部分照明・間接照明については以下をご参考下さい。
部屋をお洒落にする照明術

熱環境:エアコンの使い方に注意

光の次は、熱環境です。

しっかり断熱した部屋でエアコンによる温度調整をするようにしましょう。

夏は寝冷えしない程度の温度でエアコンをつけて寝ましょう。
扇風機では体温調整が難しく、寝冷えの原因となりやすいのでエアコンがオススメです。

冬はエアコン・ストーブなどの暖房器具の他に、加湿器をつけて加湿も同時に行いましょう。湿度が低くなると風邪を引きやすくなります。

睡眠時には体温を安定させたいので、エアコンの風が直接あたることはNGです。

窓の位置にも注意

見落としやすいのは窓の位置ですね。窓は一番断熱性能が低い部分です。
極寒の日はここから寒い空気がどんどん入ってくるので、対策が必要です。

窓の断熱については以下で解説してありますのでご参考ください。

暖かい家にするために…窓の断熱・その他

音環境:遮音をしっかりと考えた家に

深い睡眠のためには、隣人や家族が夜中にトイレに行く音で目覚める…ということが内容、遮音もしっかりとしなければなりません。

しかし、建てた後に遮音することは難しく、

  • 建てる前に静かな音のトイレにする
  • 寝室の位置を遠ざける
  • 壁・床を厚くする

などの対策が必要です。

特に木造では壁・床をただ厚くするだけでは音を防ぐことが難しかったりするので注意が必要なのですが、このあたりはまた別の機会に解説していきます。

既に家を建てた、アパートに住んでいるという人は、耳栓などで対策していきましょう。

まとめ:寝室の配置も考えよう

先ほどのトイレの位置もそうですが、寝室の近くに何の部屋を配置するかを考える必要もあります。

就寝時と起床時に着替えられるよう、ウォークインクローゼットを隣接させる事例が多いです。

夫婦の営みのために浴室を隣接させ、寝室から直接出入りできるようにしている場合もあります。
…デリケートな話題ですが、大事なことです。バスルームが複数ある欧米では一般的だそうで。

以上、皆さんの暮らしを良くするヒントとなれば幸いです。

睡眠をしっかりとることは1日の全てに関わる重要事項。寝室は最も力を入れて環境を整えていくべき部屋だと思いましょう。

それでは。