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冬に加湿器をつけると窓に結露することが多くなりますよね。
場合によってはカビや壁のシミになることもあります。
そんな少し困ってしまう結露について説明していきましょう。
結露の原因
窓と室内の温度差
空気がため込める水蒸気量(飽和水蒸気量といいます)には限界があります。
この限界量は空気の温度が高いほど、湿度が高いほど多くなります。
冬の窓の結露は、暖かい部屋の空気が窓で冷やされて飽和水蒸気量が下がり、空気中に水蒸気が存在しきれなくなって水滴として出現します。
夏にも結露する
じつは夏にも結露は発生します。
夏は外の空気の湿度が高いです。窓を開けると外の高湿な空気が、冷房効いたひんやりとした室内に入り、冷たいものに接触すると冷やされて結露を起こします。
対策
断熱性を上げる
結露を防ぐには、窓を複層ガラス・樹脂サッシなど断熱性の高いものに変えることが有効です。
ブラインドやカーテンを断熱性の高いものに変えても、ある程度効果があります。しかし、部屋の空気が窓に流れてしまうと意味がありませんので、できるなら窓で対策をとると良いでしょう。
温度・湿度を調整する
外との温度差・湿度差で結露は起きるのですから、外と部屋の差を小さくすることも有効です。
冬は加湿しすぎないようにすることで結露を防ぎ、
夏の結露は部屋を冷やしすぎない、除湿するなどで対策することができます。
ただし、湿度は40%〜60%の範囲を保つようにしてください。
湿度が低すぎるとウイルスが増殖しやすく、逆に高すぎるとダニ・カビの発生につながります。
みなさんの暮らしのヒントになれば幸いです。
それでは。